ご挨拶

この度、第33回日本乾癬学会学術大会を2018年9月7日(金)と8日(土)の両日、松山全日空ホテルにおいて開催させて頂くことになり、大変光栄に存じております。

乾癬学会は基礎研究者から乾癬診療に携わる初期臨床研修医から専門医、そして製薬会社の薬剤開発担当者までを対象とし、乾癬に関わる基礎研究から治療方法に至るまで最新の情報を交換することを目的とした学術集会です。乾癬の病態に関する最新知見、乾癬治療の基本から生物学的製剤、分子標的剤による治療に至るまで情報交換しさらなる発展につなげていければと思っております。

今学会のテーマは「さらなる高みを目指して」です。今日の乾癬治療は生物学的製剤がでるまでは考えられなかったような形で発展を遂げていますが、それに満足せず本学会でさらなる高みを目指していきたいと考えております。特に今回は乾癬の病態に関わるシンポジウム・講演を企画していきたいと思います。

愛媛県で乾癬学会が開催されるのは初めてで、多数の皆様の参加をお待ち申し上げております。愛媛県松山市は司馬遼太郎の「坂の上の雲」の舞台ともなった街で、「坂の上の雲」のイメージから「さらなる高みを目指して」をテーマとさせて頂きました。松山市は「地味が肥え、物実りがよく、気候は温暖で、しかも郊外には道後の温泉があり、すべてが駘蕩としている」と紹介されています。学会期間を通じてゆっくりと滞在して頂ければと思っております。